僕は友達が少ない

僕は友達が少ない (MF文庫J)

僕は友達が少ない (MF文庫J)

少ない×
いない○

主人公の羽瀬川小鷹はこの聖クロニカ学園に転校してから早一ヶ月。しかし、その容姿の所為かいまだに一人も友達ができていなかった。
そんなある日、忘れ物を取りに帰った教室で、「一人」楽しそうに喋っている三日月夜空を見てしまう。
どうやら彼女も友達がいないらしく、友達を作る方法を二人で考えた末に、夜空が友達を作る部=隣人部を勝手に創設し、小鷹も強制的に入部させられる。

短編が集まった構成なので、一人ひとり登場人物紹介をしましょうか。

羽瀬川小鷹

本編の主人公。一番まともな人。ヤンキー風の容姿の為にクラスメイトから恐れられているが、中身はただのヘタレ。

三日月夜空

容姿以外かなり残念な人。口が達者。
私にも気軽に罵り合える友達とかいるんで、星奈とはそういう類の友人関係かなーと思ってたんですが、夜空は全く星奈と仲良くする気は無いようです。一体何がしたいんだこの人は。

柏崎星奈

性格にかなり難がありそうですが、それでも夜空よりはマシなようです。よく言い負かされてますもんね。
まあ、隣人部の中では一番真剣に「友達」を作りたいと願っているのだろうなとか思って、そのひたむきな姿に感心しながら読み進めていましたが、途中から変な方向に……二次元が友達になりましたか。

羽瀬川小鳩

現在進行形で黒歴史を生産中の中学二年生。いますよねぇ…こういう人。あと、何故に方言(博多弁?)。

楠幸村

美少すごく純真で可愛くてメイド服が似合ってて……結婚してk……イヤマテコイツハ男ダ。

まとめ

平坂先生はっちゃけすぎw
あとがきにも書いてありましたが、今回は前作よりも趣味全開&ネタがとても多く、中には危なそうなネタも含んでました。*1それに加え、この人の持ち味である軽快な文章が程よい感じにミックスされて、笑いが止まりませんでした。…電車の中で、とても怖い顔(笑いを堪えようとする顔)をして本を読んでる人がいたら私だったかもしれませんすいません。
挿絵に出てきて本編では殆ど出てこなかったキャラとかいるので、次刊がでるのは間違いないのでしょうけど、このシリーズは長く続けて欲しいなと呟いてみる。
ここしばらくで一番面白かったんで、マジで期待してます。

*1:聖剣の刀鍛冶がエロg・・・ゲフンゲフン