今日もオカリナを吹く予定はない

今日もオカリナを吹く予定はない (ガガガ文庫)

今日もオカリナを吹く予定はない (ガガガ文庫)

うなる一升瓶!壊れる日常!そしてブルマ!?

ブルマ!

が主題ではないと思いますが、たくさん出てきます。いや、別に喜んでるワケじゃないですよ?
しかし、嘆かわしいことに現実ではブルマは少なくなって来ております。諸事情により廃止をする所が多いとか。

ストーリー

人の寿命を吸い取ってしまう見えない「死角」を「見る目がある人」たちでやっつけてしまう部活、通称オカリナ部。そこの部長である井波に強引に入部させれられた「エビマヨ」君は部員である「少佐」や「ののりん」とともに死角を倒す羽目に・・・。


とまあ、こんな感じですが。
「ゆるーい」戦い、とか書いているけども戦ってる本人達は結構真剣でしょうね。負けたら寿命奪われるし。エビマヨ君なんかは最終的に腕折ってますよ、たとえ自分の意思でやったとしても。
けれど、人死にとかは無いと思うので「バトル物コメディー」かな?

キャラとか

キャラたちの会話は面白かったですね、エビマヨ君がツッコミでそれ以外の人はボケという感じで。ゆるーい雰囲気が良く書けていました。
しかし、キャラの立て方をもう少し一貫して欲しかった。特にエビマヨ君は最初に「俺はムッツリスケベだ」とか言っておきながら、途中からは全くその設定が生かされていなかったのが少し残念かな。
後、死角や見る目がある人についてほとんど説明が為されていないのですが、途中からこれはこれでいいのかと思ってしまったり。この作者、続刊出すつもりらしいのでその時に説明されるかも?無くてもいいんだけれど。

まとめ

なんだかんだと言いつつも、楽しんだのは事実ですね。面白かった。
次刊がでたら買います。イラストのX6sukeさんも気に入ってますし。